第4話:毎年春に届く、あの見慣れた郵便物。私をいつも少しだけ重い気持ちにさせていた実家の存在

市街化調整区域

春の訪れとともにポストに届く、一通の小さな封筒

桜の季節が終わり、新緑が美しくなる毎年春のころ。

あなたの元へ、一通の封筒が届いているのではないでしょうか。

それは、揖保郡太子町やたつの市、姫路市西部の郊外にある、誰も住まなくなったご実家宛ての「固定資産税の納税通知書」です。

茶色や白の、ありふれた小さな事務用の封筒。

ポストからそれを取り出すとき、指先に少しだけ、ずっしりとした重みを感じていませんか。

「ああ、今年もまたこの季節がやってきたな」そう思って、封を切るのをためらい、しばらくテーブルの端に置いたままにしてしまう。

そんななんとも言えない、少し胃の奥が重くなるような、小さくて深い溜め息を、あなたは毎年ついていませんか。

何も生み出さない空き家に対して、ただ毎年、数万円から十数万円の税金を払い続ける。

その封筒は、お金の負担だけでなく、実家のこれからを決められないことへの焦りまで、一緒に運んでくる、少し厄介な郵便物なのかもしれません。

ただ持っているだけで減っていく、お金と心の本当のコスト

夏が近づくたびに募る、お隣さんへの申し訳なさと焦り

春が過ぎて夏が近づくと、別の心配事が頭をもたげ始めます。

それは、実家の庭や敷地に青々と繁茂していく、雑草の存在です。

太子町の鵤や阿曽、たつの市の龍野町、姫路市西部の古い集落。

こうした地域では、お隣同士の距離がとても近く、

細い小道を挟んで家々が温かく寄り添い合って暮らしています。

誰も住んでいない実家の庭で、生命力に任せて勢いよく伸び続ける草木や、道路にはみ出す木の枝。

「ご近所や、長年お世話になったお隣さんから、雑草のことで苦情やクレームが来ていないだろうか」

「蚊や害虫が発生して、迷惑をかけていないだろうか」

そんな風に、遠く離れた場所で暮らしながら、スマホの天気予報で現地の気温が上がるのを見るたびに、胸の奥がキュッと締め付けられるような、焦りとプレッシャーを抱えていませんか。

様子を見に行かなければいけないと分かっていても、仕事や日々の暮らしに追われ、まとまった時間が取れない。

ご近所の幼馴染や、親しくしてくださった方々の顔が浮かび、申し訳なさで、いたたまれない気持ちになる。

その心にかかる目に見えないコストこそが、実家を維持し続ける、本当の重荷なのかもしれません。

遠方から実家を思うときの、胸の奥がつまるような罪悪感

お金の負担と、周囲への申し訳なさ。

その二つの狭間で、もう一つあなたを苦しめるものがあります。

それは、「親が一生懸命に働き、自分を育ててくれた実家」を、お荷物のように感じてしまうことへの、深い罪悪感です。

柱に刻まれた小さな傷、毎年家族で過ごしたお正月の匂い。

大切な思い出がたくさん詰まった温かいはずの場所が、いつの間にか「早く処分しなければいけないトラブルの種」に見えてしまう。

そう思う自分自身に対して、「親に申し訳ない」「なんて冷たい子どもなのだろう」と、自分を責めて、胸を痛めてはいませんか。

ですが、どうか自分を責めないでください。

あなたが今、そうやって悩み、胃を痛めていること自体が、これまで実家を、そしてご両親を、どれほど大切に想ってきたかという、確かな証拠なのです。

何も感じずに放置しているわけではないのですから、その葛藤は、あなたがとても優しい人であるからこそ生まれている、とても自然な心の動きなのです。

焦って壊してはいけない。更地にすると税金が跳ね上がるというジレンマ

家が建っているからこそ守られている、税金の特別な優遇措置

「そんなに毎年税金がかかり、管理も大変なら、いっそのこと建物を壊して更地(さらち)にすればいいのでは」そうお考えになるのは、非常に当然のことです。

実際に、多くの方が同じように考えます。

ですが、ここに大きな法律上の「罠」が潜んでいます。

実は、日本には「家が建っている土地」に対して、固定資産税を大幅に安くしてくれる、特別な優遇措置があります。

これは、人が暮らすための住まいを守るために、国が用意してくれている、とてもあたたかい軽減の仕組みです。

この仕組みのおかげで、古い実家が建っている間は、土地にかかる税金が、本来の額よりも、最大で「6分の1」にまで抑えられているのです。

この措置があるからこそ、私たちは毎年、なんとか耐えられる範囲の税額で、実家を維持することができています。

解体するタイミングを間違えると、翌年から固定資産税が跳ね上がる理由

では、もし焦って建物を解体し、何もないまっさらな更地にしてしまったらどうなるでしょうか。

当然、その瞬間に、先ほどの優遇措置がすべて外れてしまいます。

つまり、家を壊した翌年からは、土地にかかる固定資産税が、一気に「最大6倍」近くまで、跳ね上がってしまうことになるのです。

「毎年数万円だった税金が、一気に何十万円にもなってしまった」

「壊してすっきりしたはずなのに、毎年の請求書が恐ろしい」

そう言って、後から泣き寝入りすることになる方が、この太子町やたつの市、姫路市周辺でも、本当に多くおられます。

古いお家を壊して更地にするには、それだけで、何百万円もの高額な解体費用がかかります。

さらに、壊した後は、それまで以上に高額な税金の支払いが、毎年あなたを追いかけ続ける。

これこそが、市街化調整区域の実家が直面している、「更地にするジレンマ」の本当の姿なのです。

だからこそ、焦って壊してはいけません。

正しい段取りを踏まなければ、かえって負担が増えてしまいます。

動けなくなってしまうのは、あなたが実家を大切に思っている証拠です

現状維持で立ち止まってしまう、そのお気持ちを私たちは優しく肯定します

「更地にすると税金が跳ね上がる」

「でも、そのままにしておくと管理が大変でご近所に申し訳ない」

こうして、右に行っても左に行っても、何かしらの大きな負担やリスクが待っている状態。

これでは、どう動いていいか分からなくなり、「とりあえず、また来年考えよう」と、そのままにしてしまうのは、極めて当たり前のことです。

この、いわゆる「現状維持バイアス」と呼ばれる状態は、あなたが怠けているからでも、決断力がないからでもありません。

大切な実家と、周囲の暮らしを、どちらも傷つけたくないという、あなたの心の防衛反応であり、とても自然な選択なのです。

私たちは、その「どうしても動けなくなってしまうお気持ち」を、まずはどこまでも優しく、全面的に肯定します。

無理に決断を急ぐ必要は、どこにもありません。

まずは一度立ち止まり、そのこんがらがった糸を、プロと一緒に、一本ずつゆっくりと解きほぐしていけば良いのです。

ただお金を払うだけだった実家を、次の若い世代へ繋ぐための一貫サポート体制

ただ税金を払い続けるだけだった、大切なご実家。

その場所を、もう一度、新しい命が吹き込まれる場所に変える。

私たちは、それができる、地元密着の専門店です。

境界が曖昧な古い土地でも、地元の信頼できる

司法書士や土地家屋調査士と手を取り合い、お隣さんとあたたかく境界を確認し、名義を整えます。

役所への特別な手続きをすべて私たちが引き受け、「次の若い世代の家族が、安心して家を建て直せる状態」へと、土地の可能性を丁寧に磨き上げます。

そうして整った土地や空き家を、太子町やたつの市、姫路市西部で、「のどかな環境で、のびのびと子育てをしたい」と願う、次の若い世代のご夫婦へと、あたたかくバトンタッチいたします。

もちろん、実際の売却活動から、必要に応じた安全な解体工事、その後の滅失登記まで、すべてのステップを「窓口ひとつ」で一貫サポートいたします。

あちこちに電話をかけたり、難解な書類を前に、一人で頭を抱えたりする必要はありません。

私たちは、あなたの実家が「お荷物」と呼ばれるのを防ぎ、大切なご両親の思い出を、次の世代の笑顔へと繋ぐ、そのための確実なロードマップを、一緒に描いていきます。

どうぞ、今持っているその重い封筒を、そのまま、私たちのところへお持ちください。

お茶を飲みながら、今の不安を、ただ聞かせていただく。

そんなところから、私たちのあたたかいサポートは始まります。

無料相談への案内

毎年春に届く固定資産税の通知書や、夏場の雑草の管理、実家の将来について、一人で抱え込んで悩んでいませんか?

当店では、揖保郡太子町、たつの市、姫路市西部エリアの空き家や土地の相続に関する「無料相談」を承っております。

もちろん、ご相談だけでも大歓迎です。

秘密は厳守いたします。

相談したからといって、売却を急がせたり、強引に解体工事を勧めたりすることは、一切いたしません。

地元の司法書士や土地家屋調査士といった専門家と緊密に連携し、面倒な相続登記や未登記物件の処理、お隣さんとの境界確定、

役所への特別な申請手続き、さらに実際の売却活動、古い建物の解体工事、その後の手続きまで、すべてのステップを一気通貫で、一括サポートいたします。

ただお金を払い続けるだけだったご実家を、地域のこれからの未来を担う、次の若い世代のご夫婦へと繋ぎ、安心できる形できれいに整理するお手伝いをいたします。

答えの出ない段階でのご相談も、あたたかくお迎えいたします。

どうぞ肩の力を抜いて、お電話、または当ホームページの窓口から、あなたのペースでお気軽にお話しください。